生きることは自殺だ。
毎日毎日、昨日の嫌いな私を殺して、明日の優しい私を生む。
脱皮なんてやわらかなものじゃない。
私の皮の下に、薄い皮の下に、まっさらできれいな私が眠っていたらどんなに良かったことか。
「あなたも違う」ってナイフを刺す時、昨日の私はなんと言っているのだろう。
今夜もまた死化粧の代わりに化粧水を塗って、棺の代わりにベッドに入る。
神様なんて本当はいなくて、私たちは毎朝自分のお墓に向かっておはようのお祈りをして、手を合わせているのかもしれない。
生きることは自殺することだ。死に続けることで私は息をしてる。